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JBoss、TomcatをWin32（Win2kProWS）に導入する手順です。 2002/06/05

(j2sdk1.4.0_01をインストールしておきます。)
(jakarta-ant-1.4.1やjunit3.7をインストールしておきます。)

1. ファイルの準備

   http://www.jboss.org/
   「download」
   からダウンロードする。
    (JBoss-3.0_Tomcat-4.0.3.zip (EJB2.0))

2. 準備したファイルをc:\の直下に展開する。
   

   (c:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3)

3. JBoss環境変数の設定

   スタート→コントロールパネル→システム→詳細→環境変数
   「システム環境変数」の「新規」をクリックする。
   新しいシステム変数画面
      変数名：JBOSS_DIST
      変数値：jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3
   を入力して「OK」をクリックする。

4. JBossの起動(TOMCAT4(catalina)もいっしょに起動しています。)
   1. 起動は　c:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\bin\run.bat　をクリックします。
      
   2. 終了は　C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\bin\shutdown.bat をクリックして終了させます。
      
   3. サービスに追加するには、
      

      ※調査中

5. Tomcatの動作確認
   1. $JBOSS_DIST/catalina/webapps/examples/WEB-INF/web.xmlの以下の部分を編集する。
      以下の部分を削除する。（EJBが作成されていない状態でパッケージされているので）

      <!-- EJB Reference -->
      <ejb-ref>
      <description>Example EJB Reference</description>
      <ejb-ref-name>ejb/Account</ejb-ref-name>
      <ejb-ref-type>Entity</ejb-ref-type>
      <home>com.mycompany.mypackage.AccountHome</home>
      <remote>com.mycompany.mypackage.Account</remote>
      </ejb-ref>
      <!-- Local EJB Reference -->
      <ejb-local-ref>
      <description>Example Local EJB Reference</description>
      <ejb-ref-name>ejb/ProcessOrder</ejb-ref-name>
      <ejb-ref-type>Session</ejb-ref-type>
      <local-home>com.mycompany.mypackage.ProcessOrderHome</local-home>
      <local>com.mycompany.mypackage.ProcessOrder</local>
      </ejb-local-ref>

   2. 手動でexamples.warのデプロイする。
      

      cd $JBOSS_DIST/catalina/webapps/examples
      jar cf ../examples.war *

   3. できた、examples.war を$JBOSS_DIST/server/default/deployへコピーする。
      

      元ファイルパス：$JBOSS_DIST/catalina/webapps/examples.war
      デプロイ先パス（コピー先）：$JBOSS_DIST/server/default/deploy

   4. ブラウザで、以下のURLを開く。
      

      http://localhost:8080/examples/jsp/index.html
      http://localhost:8080/examples/servlets/index.html

   5. 同じように　$JBOSS_DIST/catalina/webapps/tomcat-docs も「tomcat-docs.war」
      として作成してdeployディレクトリにコピーすると
      以下のURLで開けるようになります。
      

      http://localhost:8080/tomcat-docs/

6. Tomcat環境変数の設定

   スタート→コントロールパネル→システム→詳細→環境変数
   「システム環境変数」の「新規」をクリックする。
   新しいシステム変数画面
      変数名：TOMCAT_HOME
      変数値：C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\catalina
   を入力して「OK」をクリックする。

7. ホットデプロイの確認
   1. JBossを起動したまま、$JBOSS_DIST/catalina/webapps/examples.warを
      デスクトップに移動する。
      
   2. コマンドプロンプトにメッセージが出るので確認する。
      
   3. http://localhost:8080/examples/jsp/index.htmlを開くと、
      ページが表示されないのを確認する。
      
   4. examples.warを元のフォルダに戻す。
      
   5. コマンドプロンプトにメッセージが出るので確認する。
      
   6. http://localhost:8080/examples/jsp/index.htmlを開くと、
      元通り表示されているのを確認する。
      
8. JDBCオラクルの設定
   1. http://www.oracle.co.jp/から以下のJDBCドライバをダウンロードする。
      

      classes12.zip

   2. classes12.zipを　classes12.jarに変更して、以下のディレクトリにコピーします。
      

      C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\lib\classes12.jar

   3. C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\docs\examples\jca\oracle-service.xml を参考に
      して、オラクル接続設定を行い以下のディレクトリにコピーしてください。
      

      C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\deploy\oracle-service.xml

   4. oracle-service.xmlの設定参考例（mySQLTestDSで定義してます。）

      この設定でプログラムのデータソースを「mySQLTestDS」で使用します。
      <mbean code="org.jboss.resource.connectionmanager.RARDeployment" name="jboss.jca:service=LocalTxDS,name=mySQLTestDS">
      <attribute name="JndiName">mySQLTestDS</attribute>
      <attribute name="ManagedConnectionFactoryProperties">
      <properties>
      <config-property name="ConnectionURL" type="java.lang.String">jdbc:oracle:thin:@オラクルDBサーバホスト名:1521:オラクルDB名 </config-property>
      <config-property name="DriverClass" type="java.lang.String">oracle.jdbc.driver.OracleDriver</config-property>
      <!--set these only if you want only default logins, not through JAAS -->
      <config-property name="UserName" type="java.lang.String">オラクルユーザ名</config-property>
      <config-property name="Password" type="java.lang.String">オラクルパスワード  </config-property>
      </properties>
      </attribute>

      [参考までに]

      JDBCドライバは、
       C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\libにコピーします。
       xxxx-service.xml (xxxxはDBMSタイプ)は
       C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\deployにコピーします。

9. ログの制御は以下のファイルの中の「 TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL」指定
   を変更することで行います。
   

   C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\conf\log4j.xml

10. Junit3.7をインストールしたときのファイル「junit.jar」を以下のディレクトリに
    コピーしておきます。（テスト実行時に参照することが多いので）

    C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\lib\junit.jar

11. jakarta-ant-1.4.1インストール時は、cvs から jboss-all　を落としてきて、
    cvsで落としたディレクトリ\tools\lib\optional.jar　を
    C:\jakarta-ant-1.4.1\lib\optional.jar　へコピーします。
    ちまたのサンプルのantコンパイルが通ります。
    
12. デプロイディレクトリは以下のディレクトリです。
    プログラム作成後、*.war,*ear,*jar等）にアーカイブしたファイルを
    以下のdeployディレクトリにコピーするとデプロイ（配備）が自動で行われます。（もちろん、run.batでサーバを起動して常駐させておきます。）
    逆にファイルをディレクトリから出すと、undeployされます。
    

    C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\deploy

13. jbossサーバのログは以下のパスに作成されます。
    

    C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\log\server.log
    C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\server\default\log\localhost_accessXXXX-XX-XX.log

14. クライアントプログラムを作成して動かす場合は、以下のパスのすべての
    (*.jar)ファイルをclasspathに追加します。（Antで作成すると便利です。）

    C:\jboss-3.0.0_tomcat-4.0.3\client\*.jar

15. 接続EJBサーバとクライアントが別のマシンの場合は、実行時、
    以下のファイル「jndi.properties」の
    

    java.naming.provider.url=localhost:1099

    部分のlocalhost をEJBサーバホスト名（あるいは、IPアドレス）に変更します。
    

参考文献

本家オンラインマニュアル　http://www.jboss.org/online-manual/HTML/index.htmlJBoss日本語解説ページ(http://neverbird.sourceforge.jp/)

以上

開発Tips